こんにちは。西荻窪きりん堂接骨院です!
最近、「ペース・オブ・エイジング(PoA)」という言葉を耳にしたことはありませんか?
PoAとは、老化のスピード=老化ペース を意味する考え方で、今、30〜40代を中心に注目が高まっています!!
ペース・オブ・エイジング(PoA)って何?
ペース・オブ・エイジングとは、簡単に言えば「体の中の老化スピード」のことです。
同じ年齢でも、元気で若々しい人と、疲れやすく不調を感じやすい人がいますよね。
この違いこそが、“老化のペース”です。
たとえば、40歳でも見た目も動きも30代のように若々しい人がいる一方で、
同じ年齢でも「疲れが抜けない」「肩こりや腰痛が取れない」と感じる人もいます。

これは、体の中で修復スピードよりも“壊れるスピード”が早くなっているサイン。
老化とは「年齢の問題」ではなく、体の回復力が低下していくことを意味しています。
だからこそ!!
ペースを整えることで“老化のスピード”を緩やかにすることが大切!!
なぜ今、老化ペースが注目されている?
現代人の生活は便利になった反面、体を動かす機会が減っています。
また、長時間のデスクワークやスマホ操作、睡眠不足、ストレスなどによって自律神経が乱れ、代謝が低下しやすくなっている人が増えています。

これらはすべて、老化を早める要因!
つまり、「体の中の時間を早送りしてしまう」生活習慣。
最近では、医療や研究の分野でも「実年齢」ではなく「生物学的年齢」を調べる取り組みが進み自分の老化ペースを“見える化”する検査なども登場しています。
しかし、実際には日常生活の中でも、姿勢・疲れ方・睡眠の質・肌のツヤなどから
体の老化ペースを感じ取ることができるのです。
老化ペースを早める生活習慣とは?
以下のような習慣が続くと、知らず知らずのうちに老化のスピードが上がっていく。
睡眠:寝不足・浅い眠りなど思うように睡眠がしっかり取れない状態が続くと、成長ホルモンの分泌が減り、身体の修復が追い付かない。
1.食事
糖質・脂質過多、栄養バランスの乱れがあると、細胞の酸化や炎症が体の中で起こりやすくなる。

2.運動
座りっぱなし・運動不足により、筋力低下が起こり結果として代謝が低下してしまう。

3.姿勢
猫背・巻き肩・反り腰によって、血流が悪くなり内臓機能が低下する。

ストレス:自律神経の乱れが起こり、免疫力やホルモンバランスが崩れる。
これらは「加齢」ではなく、「生活の積み重ね」で起こる変化。
特に30〜40代は仕事や家庭のストレスが重なりやすく、気づかないうちに老化ペースが速まっている方も多いのです。
老化ペースを緩める為にできること
老化は止められませんが、そのスピードを緩めることは可能です!
ポイントは「整える」こと。
次のようなケアが効果的です。
① 姿勢を整える
背骨や骨盤のゆがみを改善すると、血流や神経の伝達がスムーズに。
姿勢が整うことで代謝が上がり、全身の細胞の働きも活発になる。

② 筋肉と関節を柔らかく保つ
固まった筋肉は血流を悪くし、疲労物質がたまりやすくなる。
ストレッチや筋膜リリースで柔軟性を保つことが、若さ維持の秘訣。

③ 自律神経を整える
鍼灸施術や呼吸法などで副交感神経を優位にし、体の回復モードを高める。
自律神経が安定することでより深いリラックス効果と回復力がUP!

④ 栄養と睡眠の質を見直す
タンパク質・ビタミン・ミネラルを意識した食事を心がけ内臓機能を整え、深い眠りで細胞の修復力を高める。

まとめ
ペース・オブ・エイジング(PoA)は
「年齢を受け入れながらも、老化をコントロールしていく」ための新しい考え方。
年齢のせいにするのではなく、生活習慣と体のケアで“体の中の時間”をゆっくり進めることができるのです。

姿勢・筋肉・自律神経の3つの視点からバランスを整えることで「体の回復力」を引き出す。
痛みやコリの改善だけでなく「朝の目覚めがスッキリした」「疲れが残りにくくなった」といった変化(自律神経の安定化)を感じる方も多いでしょう。
慢性的な肩こり・腰痛・不眠・だるさなどは
実は“体の老化ペースが速まっているサイン”かもしれません。
体の不調をリセットしてゆっくり歳を重ねる体を目指しましょう!!




