今回は膝の痛みの一因となる変形性膝関節症とはどんなものなのかについて書いていきます!
関節の軟骨がすり減って骨棘(こつきょく)などの変形から痛みが出る変形性膝関節症。
その要因としては筋骨格系機能障害、神経系機能障害、アライメント(骨の配列)異常、生理学的変化、内面的変化があります。
まずは筋骨格系について書いていきます。
筋骨格系機能障害とは
筋骨格系機能障害というと難しい言葉ですが、分解して考えてみるとよくわかります。
筋骨格→筋肉や関節、骨など
機能障害→うまく使えていない、機能していない
つまり、筋肉や関節、骨などが硬くなっていたりバランスが悪くなっていたりしてうまく機能していない状態です。
神経系機能障害とは
神経系機能障害とは、運動制御や運動認知障害を呈するものです。
つまり、必要な時に必要な筋肉に力が入っていなかったり、脳が膝がこう動くという情報をうまくキャッチできていないということです。
アライメント異常とは
アライメントとは骨の配列のことで、関節の歪みなどにあたります。
姿勢が歪んでいたり、脊柱(背骨)、骨盤、下肢関節のアライメント異常などがあると関節の負担が一ヶ所に集中してしまい、変形の一因となります。
生理学的変化とは
老化などによって骨や軟骨などがもろくなっていくことです。
特に女性は骨盤の形や閉経後に骨を作るホルモンのバランスが変わることもあり、負担がかかりやすくなります。
ですので女性と男性の差でいうと女性のほうが4倍ほど膝関節症になりやすいといわれています。
内面的変化とは
肥満や体重の増加によって膝の関節にかかる負荷が増加することを言います。
特に短期間で急激に体重が増加すると、それに合わせて体重を支えるための筋肉はすぐにつかないので痛めやすいです。
終わりに
いかかだったでしょうか?
変形性膝関節症というものはいろいろな原因が潜んでいるので、問診や検査などでしっかり主な原因を見つけていくことが、早く治るためには必要になってきますね!