ドライアイとは?
こんにちは。
今日は「ドライアイ」について、目のしくみと合わせてご説明していきます!

ドライアイとは、涙の量や質のバランスが崩れ、目の表面がうるおいを保てなくなる状態。
乾燥によって、「目がゴロゴロする」「しょぼしょぼする」「かすむ」「疲れやすい」といった不快な症状が起こります。
目の解剖学的構造(涙の役割と目の表面)
私たちの目の表面は、繊細な構造で守られています。
1.角膜(かくまく)
黒目の部分で、光を取り入れる入り口。神経が多く通っており、乾燥すると非常に敏感に反応します。
2. 結膜(けつまく)
白目の表面やまぶたの内側を覆っている薄い膜。炎症を起こしやすい部分でもあります。
3. 涙腺(るいせん)
上まぶたの外側にある涙を分泌する器官。主にまばたきのときに涙を送り出します。

4. 涙の膜(三層構造)
角膜の表面を覆う涙の膜は三層になっている。
5. 涙点(るいてん)・涙小管
涙が流れ出る排水口のような構造。ここを通って鼻へと流れていきます。
ドライアイの原因
1.スマホ・PCの長時間使用
⇒まばたきが減る
2.エアコンの風・乾燥した空気
⇒涙が蒸発しやすくなる
3.コンタクトレンズ
⇒涙の膜が乱れる
4.加齢・ホルモン変化(特に女性)
⇒涙の分泌量が低下

主な症状
目が乾く・かすむ・疲れる
ゴロゴロ・チクチクする
涙が出すぎる(乾燥による反射性の涙)
光がまぶしい、視界がぼやける

鍼灸施術は効果あり!鍼灸はどのように作用する?
1. 涙の分泌を促す
鍼灸には、副交感神経を優位にして涙腺を刺激する作用があります。
とくに目の周りや首・後頭部への施術により、自律神経が整い、涙の分泌量が改善される。

2. 血流の改善
目の周辺のツボ(攅竹、魚腰、晴明、太陽など)や、首肩周囲の筋緊張を緩めることで、目の周辺の血流と栄養状態が改善され、角膜や涙腺の機能が回復しやすくなります。

3. 自律神経の安定化
ドライアイはストレスや睡眠不足などの自律神経の乱れとも関連が深いです。
鍼灸は、全身調整を通して交感・副交感神経のバランスを整えるため、目の潤い以外にも頭痛・不眠・眼精疲労・肩こりといった関連症状にも有効。

鍼灸施術についての補足
鍼灸は即効性もありますが、継続的な施術での体質改善が効果を発揮しやすいです。
軽度~中等度のドライアイには特に有効で、重度の場合は眼科的治療と併用がおすすめです。
目に直接刺すことはありませんので、ご安心ください(目の周囲の安全なツボに施術します)。

その他治療とセルフケアについて
医療的な対処
人工涙液(ヒアルロン酸点眼など)
涙点プラグ治療(涙の排出を防ぐ)
温罨法やアイマッサージ
まばたきのリハビリ指導
セルフケア
意識してまばたきの回数を増やす(10秒に1回)
加湿器で室内の湿度を保つ
スマホやパソコン作業の合間に目を休める(1時間に1回、10分休憩)
アイマスクなどで目を温める(マイボーム腺の機能を回復)
まとめ
鍼灸は、ドライアイの根本にある「涙の循環」「自律神経の乱れ」「血行不良」などの身体の内側からの調整を得意とする施術法です。
● 点眼薬やアイケアだけで改善がみられない方
● スマホやパソコン作業が多く、慢性的な目の疲れがある方
● 自律神経の不調を感じている方
このような方には、鍼灸による体質改善的なアプローチがとても有効です。




