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腱鞘炎の鍼灸施術ついて

2022.11.01

 

腱鞘炎(ドケルバン de Quervein 病)とは

手首の周囲には多数の腱が通っています。それぞれの腱は力を発揮したり、手首の関節を動かすときに浮き上がってしまわないよう骨に留められています。そのため大きな力のかかる手首の動きや繰り返される動きによって、腱と腱鞘には圧迫や摩擦などが加わります。こうして発生するのが腱鞘炎です。手指をよく使う作業によるオーバーユースでの疾患です。腱鞘炎を起こしやすい人の特徴として妊産婦や更年期の女性、ラケットなど握るスポーツをしている人やピアノやギターなどの楽器を使う人、最近ではパソコンやスマホの長時間操作する人の中でも増えてきています。

デスクワーク

 

病態

主に手首の親指側にある腱鞘の長母指外転筋腱と短母指伸筋腱という筋肉の腱の炎症で起こる疾患です。症状として手首の親指側に痛みと腫れが生じます。

親指の使い過ぎにより、腱鞘が肥厚したり腱の表面が傷んだりして、一層症状が強くなる悪循環が生じます。

検査方法としてフィンケルシュタインテストがあり、親指を中に握るようにして握りこぶしを作ります。その状態をキープしながら手首を小指側に倒します。この時に親指側の手首に痛みが出たら腱鞘炎の可能性があります。簡単なテスト方法なのでぜひやってみて下さい。

腱鞘炎

鍼灸施術のポイント

鍼灸施術でのやり方として、まずは痛めている筋肉(長母指外転筋腱や短母指伸筋腱)を支配している神経の根本である神経根にアプローチをします。神経根は首の背骨から出ているのでその周辺に鍼をします。そこに鍼をすることによって神経根周囲の血流を回復させると神経が支配している筋肉の動きがスムーズになりやすいです。

上記にプラスして首肩や胸の筋肉が硬くなっていると腕にかけて通る血管や神経に影響を与え、腕から手にかけて重だるさや痺れなど症状が出る場合があります。なので首肩や胸の筋肉が硬くなっていると腱鞘炎にも影響が出るので一緒に緩めると効果的です。特にデスクワークなどで姿勢不良により巻き肩、猫背が強い方は筋肉が硬くなりやすいです。

最後に局所の筋肉である長母指外転筋や短母指伸筋などの前腕の筋肉や親指周辺の筋肉に鍼をしていくことで血流を良くして痛みや筋肉の硬さを取り除いていきます。

回数としては週一回の鍼治療を6~8回ほど受けていただくとしっかり痛みを取っていけます。

(効果性には個人差がありますので、症状に合わせた治療期間や来院ペースをお勧めして施術を行っていきます。)

鍼灸施術

セルフケア方法のポイント

基本的には使い過ぎで起こる症状なので、症状が現れてからあまり日数が経っていない場合は安静で刺激を少なくします。痛みが強い場合、熱や腫れがあればアイシングで炎症を抑えましょう。患部の負担を減らすため、サポーターやテーピングをするのも効果的です。

 

 
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