今回はぎっくり腰などになってしまったとき、
安静にしていたほうが良いのかどうか?
について書いていきます。
昔は急に腰が痛くなったらじっと動かないのが一番
という説がポピュラーでしたが、
近年色々と研究が進んできています。
腰痛の自然治癒
最近の腰痛に関する研究で、
長期間の安静をとるよりも可能な活動は続けた方が
腰痛は治りやすいということがわかってきました。
ですが、何でもかんでも無理して動けばよいのかというと、
やはり動くと悪化する場合も中にはあります。
それは、腰痛の原因によるのです。
動いたほうが良い腰痛
動いたほうが良いのは、基本的に
筋肉、関節の硬さからくる腰痛や心理的なストレスからくる腰痛です。
ひとつの見分け方としては、
運動やウォーキングをしていて辛さが和らいでくるかどうかです。
和らいでくるようであれば、安静にしすぎず、少しづつ体を動かしていきましょう。
動かないほうが良い腰痛
逆に動かないほうが良い腰痛もまれにあります。
動き方にもよるのですが、、
例えば脊柱管狭窄症という神経が傷害される腰痛ですと、歩いていると痛みが強くなってきて、
さらに歩いているとどんどん痛みが増してきます。
無理しての歩きすぎはよくないのですが、適度に歩く分にはむしろそのほうが良いことも多いので
専門家と相談しながら動いていく形が推奨されます。
腰痛に良い体操
腰が痛い時にしたほうが良い体操は、その程度やどう動かすと痛いのかによっても変わってきます。
まず、立ち上がれない、歩けないような腰痛の場合、無理に体操をすると悪化することがありますので、横向きで寝て、足の間に枕を入れて安静にする方が良いです。
動ける場合、どういう動きで痛むのかをそ〜っと動きながら確認し、それにあった体操をするのが良いでしょう。
前屈(前かがみ)で痛くて後屈(後ろに反らす)で痛くない場合:マッケンジー体操という体操が推奨されます。
「出典:ほぐし屋 http://xn--z8jo0ipb.com/category02/entry0227.html」
逆に、後屈(後ろに反らす)で痛くて前屈(前かがみ)で痛くない場合、通常はウィリアムス体操という体操が推奨されます。
「出典:ウイリアムスの体操 http://xn--z8jo0ipb.com/category02/entry0227.html」
どちらの体操も腰痛の有名な体操ですが万人に聞くとは限らないので、体操を行う時はゆっくりと弱めにやり、大丈夫そうであれば徐々にしっかりやっていくのが基本になります。
また、腰痛+足にしびれが出ている場合は神経が傷害されていますので、体操のやり方によっては悪化する可能性があります。その場合は無理をせず専門家に受診されることをオススメいたします。
終わりに
腰痛もその原因は多様にあります。
西荻窪きりん堂整体院・接骨院では腰痛の原因をていねいにしっかりと見極めた上で
適切な運動指導をしていきます(^O^)