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腰痛を生み出すのは脳と骨

2019.06.26

そもそも、あなたの腰痛を生み出す根本的な原因は、何なのでしょうか?実は元をたどるとたったふたつに集約されます。

 

ひとつは、腰の骨(Bone)です。骨にまつわる部位、たとえば関節や椎間板などに異常が出て、さらにここが刺激されることで出る痛み。

 

そして、もうひとつは脳(Brain)、つまり心からくる痛みです。

 

つまり腰痛は、骨と脳(BoneBrain)のふたつのBからきているのです。

 

 ストレスと腰痛の関係

腰痛は、腰の骨に何らかの異常が生じ、痛みのダイヤルがギュッとひねられることからスタートします。ここから痛みの情報が脳に送られることで「痛い」と感じます。しかし、骨でひねられたレベルの痛みしか感じないわけではなく、じっさいは脳で拡声器のように痛みが拡大されてから感じるのです。

 

じつは腰の痛みは、心理状態によって大きく増幅されてしまうことが、多くの研究によって明らかにされています。

 

つまり心からくる痛みは、感覚的な話ではなく、きちんと臨床研究で、実証された結果なのです。 

 

運動療法によって痛みが緩和するとともに心理的障害も改善してくることが最近の研究により明らかになっています。このことからも、心と痛みは決して別ものではなく密接に関係していることがわかります。

 

腰の痛みは、患ったことのない人からは、理解されにくい悲しい症状です。

 

腰が痛いとどうしても、生活に制限がかかってイライラや無気力を誘発しがちです。病院で「異常なし」と診断され、「もしかしたらまわりから“痛いフリをするな”とおもわれているのでは?」といった懸念からストレスをためてしまう人も大勢います。

 

こうして、ストレスが強くなるほど痛みを強く意識し、ささいな痛みでも脳は拡大解釈して激しい痛みにおそわれる。このような「「痛みの負のスパイラル」に落ちていっていくのです。

 

では、なぜストレスが痛みを大きくしてしまうのでしょうか?

 

前向きに腰痛を治す

 

脳には、痛みを和らげるシステムがそなわっていますが、慢性的な痛みが続くと、痛みを認識する、脳の「疼痛感覚野」という部位が過敏になり、痛みを強く感じます。逆に、なんでも前向きにとらえる心があれば、痛みは軽くなるといえます。

 

アスリートはメンタルが強いとよく言われますが、じっさいはかれらはたいていポジティブです。とくにオリンピックでメダルを捕るような選手の頭中は、みなさんの想像を超えるほど前向きです。

 

アスリートの場合、一般の人よりも腰を大きく反らすとか、何度もジャンプする動きとかが多いため、「腰の骨にかかる負荷」は大きくならざるを得ません。そのため、いくらメンタルで痛みを増幅させることがなくても、みなさんと同じような痛みに悩まされてしまいます。しかし多くの方は、もともとの痛み以上に、脳で増幅された痛みを感じている割合があまりに大きいのです。

 

つまり「腰痛はストレスからくる」はあながち間違いではありません。長年、腰痛を患ってきた方で「孫ができたら腰痛が治った」「犬と暮らし始めてから腰痛が治った」「仕事が変わってから腰痛を感じなくなっている事に気付いた」など、心模様が好転したことで腰痛が治った例はたくさんあります。

 

ただ、あくまでもともと物理的に負担が掛かっているものがストレスで増悪するので、たとえば全く何も腰に負担が掛かっていない人がストレスが強くなっても腰の痛みは出ません。

 

多くの人は、最初に物理的に負担が掛かり、それが気持ち的なストレスの原因となり、腰痛が悪化したり、慢性化するのです。

 

では、どうすれば腰痛が治るのか。

 

それは、腰痛を詳しく説明し、仕組みを知ることです。自分の痛みが腰のどの部分からきて、どうすれば良くなっていくのか。

 

それがわかるところから腰痛が治っていくのです。

 

参考文献:一生痛まない強い腰をつくる 金岡恒治著

 
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