めまい
めまいの種類
回転性・・・ぐるぐる回るめまい
浮動性・・・ふわふわしためまい
不安定感・・・足元がふらつくようなめまい
眼前暗黒感・・・立ち眩み
よく耳にするめまい疾患とは?
(1)末梢性めまい(約60%)
1.良性発作性頭位めまい症(BPPV)
全体の4~5割程度を占めていて、内耳には三半規管の根元あたりに重力や体の方向を感知する耳石器という器官があります。この中に耳石と呼ばれる石のようなもの(炭酸カルシウムの小さい粒)があり、それが剥がれて三半規管に迷入すると誤作動が起こり発症します。
2.メニエール病
内リンパ水腫、耳のリンパ液の過剰産生あるいは吸収障害で容積が増大してしまって蝸牛管が膨隆してしまい、回転性のめまいや難聴、耳鳴り、耳閉感などが症状として出てきます。
(2)その他のめまい(約30%)
自律神経失調症や心因性、前庭性片頭痛、血圧症などに伴うめまい。
(3)中枢性めまい(約10%)
頭部外傷や脳卒中、椎骨脳底動脈解離などで起こるめまいです。
激しい頭痛や後頭部痛、顔の運動や感覚の麻痺、嚥下や声の異常が伴います。
このような症状が伴っている場合は、すぐに医療機関を受診してください。
このようにめまいと言っても様々な原因で起こります。
まずはご自身のめまいがどこから来ているのか医療機関で診察を受けていただくのが良いでしょう。
そのうえで末梢性のめまいメニエール病や自律神経失調症、血圧症、ストレスからくるめまいなどは
当院で改善をはかることが出来ます。
また、病気になりづらい身体作りや薬に頼りすぎない身体作りをお手伝いすることも出来ます。
日々たくさんの見えないストレスを身体や心で感じていると思います。
自律神経が上手に働きづらくなると、体がシーソーのように揺らいでバランスを取ることが
出来ません。例えば、身体がゴムのようにピーンと張ったままの緊張状態とたわんで緩んでいる状態
をイメージしてみて下さい。
交互に緊張と弛緩(ゆるみ)の状態を繰り返している体は疲れづらく、休まる時間もあるため
上手に活動できます。
これが緊張したままだとどうでしょう??答えは単純で疲れてしまいますよね。(^^;)
体は休まる時間があるから活動も出来るもの。休まらず、ずっと緊張して活動状態であれば
いずれは活動限界に達して色んな不調が現れてしまいます。
今の辛さを改善するには鍼灸治療がお勧めです
体が休めない、緊張してしまっている状態をほぐし、和らげられるのが鍼灸施術です。
鍼やお灸で体に刺激を入れてあげると体に反射が起こり、血流が良くなる・ホルモンのバランス
が整う・痛みが落ち着きやすくなるなどの効果が出ます。
リラックスした良い状態を作りたい。また、今までの不調を改善して予防していきたい。薬に頼りすぎないようにしたい。
そのように感じている方は西荻窪きりん堂接骨院での鍼灸治療をお勧めしています。
症状例:めまいが良くなった。(30代男性)
めまい(浮動性のめまい)があり寝づらい。横になる、下を向いた姿勢が続くとめまいが出る。
首肩の辛さも感じる。耳鼻科を受診後、当院へご来院されました。
検査では、板状筋や肩甲挙筋・脊柱起立筋・後頭下筋群の硬さがかなり強い状態でそこから頭や耳へ
の血行不良によるめまい、首肩のつらさ、首肩コリが出ている状態であることや多忙によりストレスで
体が疲れやすくなっていることがわかりました。
治療は主に、首肩背中の負担がかかっている筋肉への緊張緩和や血流改善を目的とした鍼灸施術や
その方の身体の体質に合わせた体質改善目的の経絡(ツボ)を使用した鍼灸治療を
週 1~2回を目安に行い、普段気を付けてもらいたい姿勢のケア方法や体操も行ったところ
1回目で首肩コリや辛さが半分ほどになり、治療6回目以降はめまいが落ち着き、日常で感じなくなりました。
その後は、めまいは改善した為、再度繰り返さないように週に1回から2週に1回のペースで
首肩や腰の治療を行っていきました。
初診から1ヶ月程度で、めまいは取れて凝り固まっていた初めの状態が改善されて患者様からも
「もうめまいはでていない」と言っていただき、5か月程治療を継続し終了しました。