こんにちは!今回は膝関節の負担の原因をもう一つお伝えしていきます!
前回は猫背などの姿勢が膝の負担に関係してくるということをお伝えしたのですが、今回はもっと膝に近い部分になります。
負担を減らす鍵となる関節周囲の安定化機構とは
安定化機構とは、関節を安定させ負担を軽くするために働いてくれる組織のこと。
具体的には骨同士の連結による骨格系の安定化機構と、筋肉や靭帯、関節包などの軟部組織の働きによる筋肉系の安定化機構があります。
二つの安定化機構のうち、膝の関節においては筋肉系の安定化機構がメインとなり膝を支えています。
が、加齢などの原因によりどうしても筋肉で支えずらくなってくるので、対策として一定の筋肉の協調運動(タイミングよく筋肉同士が動く)を促すとよいです。
筋肉の協調運動により膝の負担を軽くする
協調運動とは、筋肉同士が連動して働くこと。
中でも膝やモモの前側にある大腿四頭筋という筋肉が重要です。
変形性膝関節症の方は四種類ある大腿四頭筋のうちの内側広筋、中間広筋の筋委縮(筋肉がやせてしまう事)を伴うケースがほとんど。
内側広筋の筋機能不全(筋肉がうまく使えていないこと)は膝蓋骨(膝のお皿)が本来の位置にとどまれなくなる原因となり、軟骨のすり減りを助長します。
中間広筋の筋機能不全は膝関節の不安定性に繋がり、これも膝関節の負担に。
この内側広筋や中間広筋が動くべきタイミングでさぼらずに他の筋肉と連動すると膝の負担は一気に軽くなり、痛みが減ってくることが多いです。
内側広筋や中間広筋の協調運動のやり方としては、仰向け(上向き)で膝の下にタオルを敷き、それをつぶすというセルフエクササイズなどがあります。
終わりに
膝関節の負担には膝周りの筋肉バランスの悪さを改善していくことが必要不可欠!
西荻窪きりん堂接骨院では筋肉のゆがみ(バランスの悪さ)を整えることでつらい膝痛を解消していきます(^O^)